憲法記念日にあたっての党談話
本日、私たちは憲法記念日を迎えました。日本国憲法が掲げる国民主権、基本的人権の尊重、平和主義は、今なお日本社会の土台です。同時に、国際情勢と国内課題が大きく変化する中で、その理念を現代に即して具体化することが求められています。
未来進歩党は、この問題意識のもとで新憲法草案の策定を進め、このたび政策調査会の了承を得ました。今後、常任幹事会および幹事会での了承を経て、党の公式ホームページで公表する予定です。
私たちの新憲法草案の第一の特色は、侵略戦争への加担を憲法上明確に禁止したことです。同盟国であっても、国際法に違反する武力行使への参加や支援は許されません。日本が平和国家として国際的信頼を保つためには、この原則を明文で定める必要があります。
第二の特色は、現行自衛隊を改称した「防衛機構」の存在と任務の限界を明文化したことです。防衛機構は、日本国および国民の防衛と、国際法に適合する範囲での平和回復のためにのみ存在し、侵略戦争や国際法違反の武力行使への参加・支援は認められません。
第三の特色は、日本型大統領制の導入です。国民が行政の最高責任者を直接選ぶ仕組みを明確にしつつ、天皇を日本国の象徴とする立場を維持し、象徴天皇制と民主的に選ばれる大統領制を両立させる、日本独自の統治モデルを示しました。
第四の特色は、州制度の導入です。日本を連邦国家と位置付け、州と市町村を基本単位として明記することで、地方分権と住民自治を憲法上明確にしました。同時に、地域間格差の是正に国と州が協力して取り組む原則も定めています。なお、これは現行の都府県を直ちに廃止することを意味するものではなく、移行には十分な準備と段階的な制度整備を前提とするものです。
第五の特色は、緊急時に対応できる現実性と、権力濫用を防ぐ立憲的統制を両立させたことです。侵略、大規模災害、深刻な衛生危機に迅速に対応できる一方で、憲法裁判所や議会による統制、基本的人権の保障を堅持する仕組みを整えました。
憲法とは、国家機構を定める文書であるだけでなく、私たちがどのような社会を守り、どのような未来を目指すのかを示す根本規範です。未来進歩党は、平和主義、国民主権、基本的人権の尊重という憲法の精神を継承しつつ、それを現代において実効的なものとするため、引き続き全力で取り組んでまいります。
2026年5月3日
未来進歩党代表
鈴木 しんじ